ニードルプローブの荷重推移
ニードルプローブ製品仕様
ニードルプローブの荷重推移について、ストロークによる変化を知りたい。
治具構造や使用されるニードルプローブよって変わります。 代表的なタイプの荷重推移を紹介します。
<ニードルプローブの荷重曲線>
<ニードルプローブの荷重>
プローブが押される際に たわみ① が発生し、
検査対象物に 圧力② が加わります。
たわみが発生した際にプローブ自体が変形する範囲(支点間距離③)によって
検査対象物への荷重が変わります。
この支点間距離が短いと荷重は高く、支点間距離が長いと荷重は低くなります。
同じ支点間距離では、ニードルプローブの線径が太いほど荷重は高くなります。
上記NP0520タイプ、NP0420タイプでは支点間距離が同じですが、線径の違いによって荷重差が出ております。
【支点間距離 9.5㎜時】 50μm 3.82gf、40μm 1.28gf
製品への接触圧が足りない時や接触が不安定な時は、支点間距離を縮めたり、線径の太いものへ変更し荷重を高くします。
すでに荷重が高く、製品の接触跡を少なくしたい、荷重によって製品が歪んでしまうなどの問題は支点間距離を広げたり、線径を細くして荷重を低く設定することで解決する場合もあります。